働かない弟 一生面倒見なけりゃいけないのか

誰にも、どんな家庭にも問題の1つや2つは必ずあると思います。そんな問題は1つもない家庭は稀な存在だと思います。我が家にもこの1件が無かったら本当にいい家庭なのだがなと思う問題があります。私のぐうたらな弟のことです。弟は64歳、私より3歳下です。

弟は中学のころ精神的な病気にかかり30歳ころまでは入退院を繰り返していました。その後は今日まで自宅で正常に近い生活を送っているのですが、一度も働いてお金を貰ったことがありません。お金は湧いてくるものだとは思っていないでしょうが、それに近い感覚です。何とかなる、苦しくなったら身内が助けてくれると思っているのです。

精神的な障害がまだ残っていて薬を飲んでいるような状態ですから、強いことを言ったり説教したりすることは避けています。いつ爆発するかもわからない爆弾を抱えているようなものです。今まで沢山の薬を飲んでいるから弟は長生きしないだろうと、死亡した父親は言っていましたが、体調もよさそうですしのほほんと暮らしているので長生きしそうです。長生きしないのが弟にとって幸せだと私は思うのですが、本人は生きたい思いが強いので体がちょっと不調になったら医者通いをしています。

私が先に死亡する場合もあります。妻や子供が苦境に陥ることが分かっているので、絶対に死ねないと思っています。子供二人は結婚して、孫は四人いますが、彼らにつらい思いはさせたくないというのが私の一番の思いです。母は91歳で弟の守役を務めてくれています。母が死亡した後が大変です。それでも私が元気であれば何とか凌いでゆけましょうが、私に万一のことがあった場合を想像したくありません。

これさえなければ我が家ほど恵まれた家庭はないと思います。弟が若し居なくなったら、それに代わる新たな問題が出てくるのでしょうか。人生はそう簡単には過ごさせてくれません。妻や子供や孫の苦しみの代わりを弟が背負っていてくれると思うべきでしょうか。